【MTG】イゼットフェニックスのサイドボードについて考える

Magic: The Gathering
Magic: The Gatheringデッキ構築までの道

フォーマット:パイオニア
【MTG】イゼットフェニックスのデッキ草案のサイドボードについて悩んでいるので最新のプロツアーのデッキリストを見てヒント(もしくは答え)を捜してみる。

プロツアーに持ち込まれたデッキリスト

(パイオニア)プロツアー・ファイレクシア 全プレイヤーデッキリスト|イベントカバレージ|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
世界中で5千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

この中で《弧光のフェニックス》で検索した時にヒットする数は11。
《気まぐれな呪文踊り》の採用はなかった。

残念ながらTOP8には1つも残らなかったが、下火と言えるイゼットフェニックスを持ったトッププレイヤーがどのようなサイドボードにしているか特徴を考えていく。

イゼットフェニックスはサイドにもクリーチャーを置くので、メインとサイド合わせたクリーチャーの配分も考えいていきたい。

サイドボード一覧とクリーチャーの配分

Michael Bernat

【サイドボード】
2 《崇高な工匠、サヒーリ》
1 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
1 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
1 《軽蔑的な一撃》
2 《霊気の疾風》
2 《削剥》
1 《引き裂く流弾》
1 《ウラブラスクの溶鉱炉》
1 《未認可霊柩車》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《弾けるドレイク》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
1 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》

メイン9+サイド2 = 11枚

Daniel Goetschel

【サイドボード】
4 《弾けるドレイク》
1 《宝船の巡航》
2 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《ナーセットの逆転》
1 《霊気の疾風》
2 《引き裂く流弾》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
4 《弾けるドレイク》

メイン8+サイド4 = 12枚

Miguel Castro

【サイドボード】
1 《神秘を操る者、ジェイス》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》
2 《兄弟仲の終焉》
1 《神秘の論争》
1 《霊気の疾風》
2 《削剥》
3 《軽蔑的な一撃》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
4 《帳簿裂き》
1 《氷の中の存在》

【クリーチャー:サイド】
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》

メイン9+サイド3 = 12枚

Jose Luis Velzquez

【サイドボード】
1 《神秘を操る者、ジェイス》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》
2 《兄弟仲の終焉》
1 《神秘の論争》
2 《削剥》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《霊気の疾風》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
4 《帳簿裂き》
1 《氷の中の存在》

【クリーチャー:サイド】
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》

メイン9+サイド3 = 12枚

Sergio Garcia

【サイドボード】
2 《覆いを割く者、ナーセット》
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》
2 《兄弟仲の終焉》
1 《神秘の論争》
3 《軽蔑的な一撃》
1 《ナーセットの逆転》
1 《霊気の疾風》
2 《削剥》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《氷の中の存在》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
1 《弾けるドレイク》
2 《氷の中の存在》

メイン9+サイド3 = 12枚

João Moreira

【サイドボード】
1 《反逆の先導者、チャンドラ》
1 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》
2 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《霊気の疾風》
1 《削剥》
1 《呪文貫き》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《氷の中の存在》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
1 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》

メイン9+サイド4 = 13枚

Andy Peters

【サイドボード】
3 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
1 《宝船の巡航》
2 《兄弟仲の終焉》
1 《神秘の論争》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《霊気の疾風》
1 《否認》
1 《ナーセットの逆転》
1 《引き裂く流弾》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
4 《帳簿裂き》
1 《氷の中の存在》

【クリーチャー:サイド】
3 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》

メイン9+サイド4 = 13枚

Thierry Ramboa

【サイドボード】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》
1 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
1 《削剥》
1 《霊気の疾風》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《ナーセットの逆転》
1 《丸焼き》
1 《侵襲手術》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《氷の中の存在》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》

メイン9+サイド5 = 14枚

Thomas Mechin

【サイドボード】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》
1 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
1 《削剥》
1 《霊気の疾風》
1 《ナーセットの逆転》
1 《丸焼き》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《侵襲手術》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《氷の中の存在》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》

メイン9+サイド5 = 14枚

Jean-Emmanuel Depraz

【サイドボード】
2 《弾けるドレイク》
2 《若き紅蓮術士》
1 《氷の中の存在》
1 《兄弟仲の終焉》
2 《神秘の論争》
1 《丸焼き》
1 《削剥》
1 《ナーセットの逆転》
1 《霊気の疾風》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《侵襲手術》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
4 《帳簿裂き》
1 《氷の中の存在》

【クリーチャー:サイド】
2 《弾けるドレイク》
2 《若き紅蓮術士》
1 《氷の中の存在》

メイン9+サイド5 = 14枚

Francesco Latorre

【サイドボード】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》
2 《兄弟仲の終焉》
2 《抹消する稲妻》
2 《神秘の論争》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《ナーセットの逆転》
1 《霊気の疾風》

【クリーチャー:メイン】
4 《弧光のフェニックス》
1 《氷の中の存在》
4 《帳簿裂き》

【クリーチャー:サイド】
2 《弾けるドレイク》
1 《氷の中の存在》
2 《若き紅蓮術士》

メイン9+サイド5 = 14枚

クリーチャーのバランス

プロツアーのデッキリストを見たところ、クリーチャーはメインに9枚、サイドに4-5枚の採用が多く見られた。
《弧光のフェニックス》と《帳簿裂き》が各4枚に《氷の中の存在》が入っている形だ。
サイドには《弾けるドレイク》が確実に1枚は入っていて、《氷の中の存在》を増やしたり《若き紅蓮術士》を入れたりで墓地対策に対応しているようだ。

メイン

弧光のフェニックス

4枚。
サイドにクリーチャー多すぎるのでは?と思っていたけど、墓地対策されるのだから《弧光のフェニックス》が4枚全てサイドのクリーチャーと入れ替わるのだと理解した。

帳簿裂き

4枚。
サイド後も4枚。

必須だと思っていたけど1枚も入っていないデッキリストが優勝しているのを見つけた。
でもやっぱり《宝船の巡航》とこの《帳簿裂き》が強さの秘訣だと思うので必須のはず。

気まぐれな呪文踊り

2枚。
サイド後も2枚を軸に考えるけど、クリーチャーの量をあまり多くできそうにないなら交代枠。
色々調べていくうちにここに2枚取るなら《氷の中の存在》を入れたほうが良い気がしてきている。
でもこれが使いたくて組んだデッキなので納得できるまでは2枚採用で頑張ってみたい。

サイド候補

氷の中の存在

プロツアーのデッキリストの中では0-3枚採用されていた。
《気まぐれな呪文踊り》がメインの枠を使っているのでサイドインを考えるが、ホラー以外をバウンスしてしまうので油カウンターと噛み合いが悪い。
まずはサイドに取らないことを考慮したいが、緑単信心や白単人間などのデッキには滅法強そうなので決して捨てるわけではない。

弾けるドレイク

プロツアーのデッキリストの中では1-4枚採用されていた。
どのデッキリストでも必ず1枚以上採用されていた事から、墓地対策に対してこれを入れるのは必須なのだろう。
ガチガチの墓地対策では《宝船の巡航》の探査もうまく回らないと思うので、個人的には引けずに終わる可能性がある2枚よりは3枚欲しいところ。

若き紅蓮術士

トークン生成がデッキと噛み合った優秀な1枚。
採用しているデッキリストではすべて2枚採用だった。
白単人間相手だとこういうカードが刺さるのだろうか?《弾けるドレイク》とのバランスが難しいが1-2枚採用を考えたい。
《焦熱の交渉人、ヤヤ》との比較はどうだろうか…?

サイドボードのその他呪文

打ち消し

神秘の論争

青白コントロールや同系用に1-2枚。
普段は自分と同じようにチャレンジャーデッキからスタートした人が多い初心者大会にしか出ないので同系を考えて2枚にすべきか。

霊気の疾風

緑単信心や独創力対策?枚数に関しては当たったことがないのでわからない。
1枚で試して不安があれば2枚にするかも。

軽蔑的な一撃

1-2枚。
どのデッキに対して有効になってくるか今一つわからない。
2枚採用しても良い気がする。

ナーセットの逆転

入れても1枚。
相手依存なのでどうなのだろうか?
経験値がなさすぎて評価ができないので逆に使ってみたい。

火力

削剥

1-2枚。
《未認可霊柩車》対策?
サイド後はメインほど探査が使えないことを考えると2枚取りたい。

丸焼き

1枚。
プレインズウォーカーが触れるのは大きいけど《引き裂く流弾》とくらべて1マナ重い。
比較は難しいけどテフェリーが強いのは知っているのでこちらか。

引き裂く流弾

1枚。
1マナ4点火力と軽いがプレインズウォーカーに触れないのをどう捉えるか。

兄弟仲の終焉

1-2枚。
いろんなデッキリストを見ても採用が多い全体火力。
白単人間みたいなデッキに効くのかな?
サイド後の《若き紅蓮術士》だったり《焦熱の交渉人、ヤヤ》の戦術に噛み合わない気がするけどどうなのだろう?
《弾けるドレイク》は生き残るけど《帳簿裂き》は死ぬ。
初心者的にはこれ撃たなきゃいけないようならどうせ死ぬのではと思ってしまう。

プレインズウォーカー

崇高な工匠、サヒーリ

1-2枚。
トークンがどんどん出るし生み出したトークンを《弾けるドレイク》のコピーにしたりという動きができる。
《若き紅蓮術士》や《焦熱の交渉人、ヤヤ》と比較することになりそう。

焦熱の交渉人、ヤヤ

1-2枚。
《崇高な工匠、サヒーリ》と比べると横に並べる代わりに果敢を持ったクリーチャーが出る。
-1能力も-2能力も使い所がありそうで、こちらのほうが無難なように見える。
とりあえず試したい。

反逆の先導者、チャンドラ

1枚。
+1能力は美味しいし除去にも使えそうだけど《焦熱の交渉人、ヤヤ》と比較してどうだろうか。

覆いを割く者、ナーセット

1-2枚。
サイド後は探査が使いづらくなる上で必要なカードを捜してくるのに重宝しそう。
1枚入れておこうか悩む。

神秘を操る者、ジェイス

1枚。
墓地肥やし要員として嬉しいし、ライブラリを掘りきって勝つことも薄くだけどありそう。
問題は《パズルの欠片》でこいつが落ちたら悲しそうなところ。使ってみないとわからないので使ってみたい。

完成化した精神ジェイス

1枚。
出してすぐに-5で15枚切削して《弾けるドレイク》を強化したり、なんならその後《双業火》で二段攻撃付与して殴り殺すみたいなのをTwitterで目にした。
面白いけどデッキリストは見てないのでイゼットフェニックスとしてのバランスが取れているのか気になる。
サイドプランよりはメインでやることな気がする。
(おそらくその人もメインでやってる)

その他カード

双業火

フラッシュバックのない《感電の反復》だけど、モードになっていて二段攻撃が付与できる。
《弾けるドレイク》がいきなりゲームを決める可能性があって面白そうだけど、サイドにこれを入れるゆとりがあるのか不明。

未認可霊柩車

墓地対策だけど必要かどうかわからない。
同系サイド後だと効果は今ひとつだと思うし、パルヘリオンに関しては《大牙勢団の総長、脂牙》を打ち消すか戦闘開始前に除去できたら必要ないような。

ウラブラスクの溶鉱炉

雑に強くて面白そう。
なるべく早く出しておきたいけど1枚しか刺せそうにないし難しい。

暫定サイドボード

3 《弾けるドレイク》
1 《若き紅蓮術士》
1 《神秘を操る者、ジェイス》
1 《覆いを裂く者、ナーセット》
2 《軽蔑的な一撃》
1 《神秘の論争》
1 《霊気の疾風》
1 《ナーセットの逆転》
2 《削剥》
1 《丸焼き》
1 《双業火》

今後の調整

  • 《若き紅蓮術士》→《弾けるドレイク》と2:2にするかどうか
  • プレインズウォーカーを《崇高な工匠、サヒーリ》だったり《焦熱の交渉人、ヤヤ》のように攻撃的にするかどうか
  • 《神秘の論争》は1枚で足りるかどうか
  • 《ナーセットの逆転》がどれほど使えるかの確認
  • 《丸焼き》と《引き裂く流弾》の比較
  • 《双業火》がささることがあるかどうか

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